行政書士 開業

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試験勉強のポイント-1

ここまで行政書士として開業した後の、仕事の進め方についてお話ししてきました。ページ数も残りわずかになってきました。ここからは、今のみなさんにとっては一番肝心な、「試験対策」についてポイントだけお話ししたいと思います。どのアドバイスも、勉強をはじめてみればみなさん気づくことばかりです。でも、学習を始める前にそのことを押さえておくと、いくらかでも回り道をしなくて済むと思っています。ぜひ参考にしてみてください。

「行政法」と「民法」は、何がなんでも得意科目に!

行政書士の試験は、憲法や行政法、民法、商法などの法令科目や、政治・経済、情報通信などの一般知識など、非常に広範に渡っています。初めて行政書士の勉強をする方ですと、どのように学習スケジュールを立てたらいいのか、まずそのことに悩んでしまうと思います。学習法のことは後に少しお話ししますが、科目で取り掛かるのは、「行政法」と「民法」からにしてください。
行政書士の試験は300点満点です。大体6割以上、つまり180点以上得点できれば合格できます。そして例年の出題傾向を見てみると、「行政法」と「民法」の2科目だけで出題の半分以上が占められています。誰にも解けない超難問などは捨てるとして、それでもこの2科目で8割の得点(約130点)をキープできるようになると、合格の目途が俄然近づいてきます。
行政書士の試験には足切り点もありますが、それは法令科目で50%以上の正解、かつ一般知識で40%以上の正解と決められています。乱暴に聞こえるかもしれませんが、行政法と民法を得意科目にできれば、例年配点の少ない法令科目(例えば商法)は、場合によっては捨ててもいい(まったく勉強しなくていい)という判断ができることもあるのです。行政書士は勉強範囲が広くて、みなさん最初はげっそりしてしまうかもしれません。ですから試験勉強でも取捨選択をする戦略を、私は大事にしてきました。

試験勉強期間中こそ、世の中の動きに敏感でいてください

『試験勉強に没頭しているので、最近世の中の動きに少し疎くなっているかも!?』。行政書士の試験を目指すみなさんの場合、そうなってしまうのは絶対にまずいです。理由はそれだと「一般知識」の出題に足をすくわれてしまうからです。
「一般知識」は、行政書士の試験を受ける人すべてにとって厄介な科目です。特に政治・経済・社会においては、テキストにもまったく載っていない、予測不可能な問題も出題されることがあります。しかし怖い足切り点がありますので、できる限りの対策を立てる必要があります。
対策のポイントは、まず当然ですがテキストや過去問は一通り押さえておくこと。その上で、選挙制度や補正予算の問題、介護保険法の報酬などなど、夜10時くらいからのニュース番組のトピックをもとに、いま現在の政治や社会の動きを押さえてください。それから試験直前になると、予備校や通信講座では、最新白書のポイントを整理して提供してくれます。それらを総合して時事ネタからの出題を予測するのです。また試験直前の模擬試験を受けることも、「一般知識」の対策には特に有効だと思います。

試験勉強のポイント-1