行政書士 開業

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分野別戦略の要点-1

ここからは行政書士がお手伝いする主だった分野の特長と、新人の場合はどのよう開拓すれば開業がスムーズかというお話をします。ここで紹介するもののほかにも、行政書士が活躍している分野がたくさんあります。ただここでは、行政書士はある分野に対してどのように働き掛けると開業が成功するのか。そのコツの共通点をみなさんに探ってほしいのです。
以下の分野の解説を参考に、たとえば薬事法やプログラムの著作権、また法人の設立などを相手にするには仕事をどう組み立てたらよいのか、試験勉強の合間に考えてみるのも楽しいものですよ。

「建築業許可」は、仕事が必ずリピートします

建築許可は、今日でも行政書士の中心業務です。建設業は、土木や建築、電気、塗装工事業など多くの業種に分かれていますが、ポイントは大きな建設会社の下請けを受ける場合も、建設業許可が必要なことです。そして許可申請を通じて関わりを持った業者とは、その後も継続的にお手伝いをするのが一般的だということが2つ目のポイントです。
建設業者には、毎年「決算変更届」をする義務がありますし、許可も五年ごとに更新する必要があります。また公共事業の入札業者の資格を得るには、それに必要な手続きもあります。
ですから建設業者を顧客にできると、一年を通して何らかの手続きの仕事が発生してきます。また建設会社とは、何も大手や中堅のゼネコンばかりではありません。やり手の社員が、お世話になった会社には迷惑を掛けない範囲で独立し、新会社が毎年立ちあがっていくのがこの建築業界です。すでに多くの行政書士が入り込んでいる分野とはいえ、開拓の余地は常に存在している業界なのです。

「風俗営業許可」の成功は、インターネット活用にありそうです。

風俗店の経営や、深夜にお酒を出すお店を始める時に必要な営業許可の申請が仕事になります。風俗営業等の規制や業務の適正化に関する法律は大変きびしく、行政書士の業務のなかでも一般の許認可と比べると難易度の高い仕事です。それだけにこの分野の専門家として成功することは、他の行政書士との競争で参入障壁を高くできる優位点があります。

この分野での開業を取り上げてみたポイントは2つあります。それはスナックなど、小さな店を始める人たちは、風俗営業の許可に関して何も知らない、という人がほとんどだということ。もうひとつは、これまでこの分野を専門にしてきた行政書士は、歓楽街など地域密着で口コミの仕事をしているのがほとんどで、インターネットで専門的にアピールしている事務所がまだ少ないということです。これからお店を持とうと考えているママさんたちに向け、申請の手続きにあたり、親切そうとか親しみやすそうとか、ネットで好印象を与えることも一つのテクニックだと思います。新人行政書士にはチャンスの大きな分野です。

分野別戦略の要点-2